そだてる・みる・よむ

育児とか海外ドラマとか本とか

投資はじめて物語(準備編)

投資といえばいつも本屋で自己啓発/ビジネス/経済の棚らへんに投資関連書籍があってタイトルが「楽して儲けたいFX!!!!」とか「必ず儲かる不動産!!!」とか人間の欲望がギラギラしてるイメージがあって何となく近寄りがたいエリアだった。

株もどうぶつの森のカブ(毎週日曜の午前中にカブリバが売りに来るやつ)しかやったことなかったし。あと投資って聞くと安愚楽牧場とか円天とか胡散臭いイメージだった。
でも30歳も中盤だしそろそろ本気でお金のこと考えないとやばいかなと思って橘玲臆病者のための株入門 」読んでみた。

臆病者のための株入門

臆病者のための株入門

 

したら株はリスクが多い順に
①トレーディング
②個別株長期投資(投資神バフェット流)
インデックス投資
があるのを知った。で、銀行にスーパー低金利で放置されたままのお金を預金だけじゃなく何かに運用してみようかと思いついてインデックス投資に興味を持ったのがきっかけ。

ちょうど2018年から つみたてNISAという少額投資非課税制度が始まったのでそれにも長期投資はちょうど良さそうだったし。
ちなみに iDeCo(確定拠出年金)も拠出金が全額所得控除になるしインデックス投資向きだと思ったけど、60歳まで引き落としできないのが流動性低くて嫌だった。うちの父親が60歳で亡くなったから自分が60歳まで生きるイメージわかないのかも…

※後日考え直したところ、iDeCoは所得控除で節税になるし 小規模企業共済(自営業にオススメなつみたて式の共済)と違って自分で運用先選べるし つみたてNISAで20年運用するのとiDeCoで25年(わたしは今年35歳になるので60-35=25)運用するのあんま変わらなくね?むしろインデックス運用するなら25年で期間長い方が良くね?と思ったのでiDeCo口座も作ることにした。万が一60までにわたしが死んだらそれまでに積み立てたぶんを配偶者と子に託せるからそれでいいや。これぞ投資死ん託~(˘ω˘ ~)永眠スヤァ…

※よくよく調べたところ、iDeCoは特別法人税(年1.173%で今は凍結されていてだいたい3年ごとに延期されている)が復活して課税される可能性もあって そうしたらせっかく積み立てた年金からごっそり税金として持っていかれる可能性もある。もちろん特別法人税自体が廃止になる可能性もあるけど。満額突っ込むよりは
・所得控除による節税というメリット
・資金拘束リスクと将来的な課税リスク

を考慮してほどほどの額を突っ込むのが良さそうと判断。


次にインデックス投資について勉強しようと「お金は寝かして増やしなさい」を読んだ。

お金は寝かせて増やしなさい

お金は寝かせて増やしなさい

 

ものすごくしかるねこがいいそうなタイトル。お金は寝かせて増やしなさーーーい!!!ฅ^•ﻌ•^ฅ
投資に全く興味なかった頃はタイトルが露骨すぎて手に取らなかったタイプの本。

初心者向きという評判通りわかりやすくて、
アセットアロケーション(投資する配分)が大事で年に1度見直す
・手数料が安いインデックスを選ぶ(ロボアドは手数料が高い)
・リスク許容度を考える(どれだけ損してもいいか。得する可能性が大きい場合は損する可能性も大きい)
リーマンショック級の暴落でも手放さずに買い増しするメンタルが大事
などを学んだ。

さっそく楽天銀行楽天証券でつみたてNISA口座とiDeCo口座を申し込んだ。株入門の本を読んでからここまで1ヶ月。実行に移すまでが色々めんどくさくて大変。あまりのめんどくささに心が折れそうになった。税務署審査が長すぎて国税局に放置プレイされてるのかと思ったくらい。
で、口座開設待ちのあいだに読んでるのが「ウォール街のランダムウォーカー

金融庁サイト「はじめての投資!オススメの一冊」というのにも載っていた。https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20170614-2/45.pdf

とりま投資やるなら読んどけって色んな投資ブログや媒体でオススメされてたので買ったよ。めっちゃ分厚いんで最初から読んで飽きないように、まずは目次みて実践的なところから読んでるとこ。

したら、ちょいちょいあるセックスがらみのエピソードが
例1)78歳の老カップルが性の悩み専門精神科で精神科医立ち会いのもと不倫セックスするのはラブホ代がかからず、医療保険で還付されるから
例2)カーセックスにいそしんでいた不倫カップルの男が女を下にしたまま急に腰がイかれて動けなくなってしまい、車のフレームを切断して救助したところ 女が夫のスポーツカーが台無しになってしまったと取り乱して泣く
とかインパクト強すぎない?😅

とりあえずこんな感じで最近は投資について勉強してます。

フィフティシェイズオブグレイ

「僕と契約してサブミッシブ(従属者)になってよ」フィフティシェイズオブグレイは過去に性的虐待された美しい青年が性のキュウべえになる哀しい話だった。

めちゃめちゃエロくて マミーポルノ(=主に30~40代を中心とした子どものいる女性の間で人気が高い)という評判だったので 自分が30代のマミーになったからにはいつか観てみたいと思っていたところ、Netflixでようやく観ることができた。f:id:burnapple:20180223130427j:image
劇場だとセックスのシーンでモザイクがすごかったらしいけど Netflixはモザイクなかった。ちなみにクリスチャンのクリスチャンは映っていなかった。ちらっとアンダーの毛が映っていた程度。これで全面モザイクって映倫厳しいんだね…

あとセックス場面は クリスチャンがコンドームの袋を口で破くところが無駄にカッコいい。

 

素朴な処女の女子大生アナが若くてイケメンで大富豪でサディストのクリスチャン・グレイにすごく求められる…というあらすじ。まぁ少女コミックにはよくある展開ですな。それを本気で実写化したのが本作。主役が美男美女なので目の保養度がすごい🙏

クリスチャンの契約では クリスチャンがドミナント(支配者)、アナがサブミッシブ(従属者)として 色々な細かい規則が書かれた契約書を手にアナを誘惑する。
規則はセックスの内容だけにとどまらず 睡眠/食事/衣服/エクササイズ/美容 など、日常生活の多岐にわたるもので クソめんどくさい。「急に不機嫌になることがあります」「定期的に褒めると長持ちします」で済んでる西野カナのトリセツがかわいく思えるほど。てかクリスチャンが若くてイケメンで大富豪だから誤魔化されてる感じだけど すごいモラハラじゃないコレ??f:id:burnapple:20180223130448j:image
で、クリスチャンがことあるごとに「僕と契約しないか?」とアナに訊くところが超キュウべえ。ほんとにしつこく何回も訊いてる。
貴重な初版本やらMacのPCやら車やら プレゼント攻撃もすごい。
しかしなかなか首を縦に振らないアナ。クリスチャンと初セックスするまで処女だったとは思えないほど理性がしっかりしているアナ。うまくはぐらかすアナの居場所をどう突き止めるのか 突然現れて “来ちゃった♡”する束縛魔のクリスチャン。(アナにGPSでも埋め込んでるのかな?)アナは処女だったのにも関わらず契約書にアナルフィストをしれっと盛り込む鬼畜なクリスチャン。それを誘惑して焦らしながら項目から削除させるアナ。
契約をめぐる そんな攻防が見どころのひとつ。

 

クリスチャンは15歳から6年間、養母の友人であるミセス ロビンソン のサブミッシブとしてSM嗜好を調教される。友人の息子に手を出すミセス ロビンソン、本当にマジでとんでもない奴だけど クリスチャンは今でもよき友人としてミセス ロビンソンを擁護しているのでストックホルム症候群とも思える。
ストックホルム症候群=加害者と長時間過ごすことで、加害者に対して過度の同情や好意等を抱くこと

アナに鞭打ちしたのは かつてサブミッシブとして性的虐待されたクリスチャンが、今度は自分がドミナントとして振る舞うことによって癒しを得ようとしているようにみえた。虐待の連鎖的な。
クリスチャンに必要なのは契約を結べば快楽のためにという名目でなんでも受け入れてくれるサブミッシブではなく、自分がされた虐待に向き合う手伝いをするためのカウンセラーだよ。

サブミッシブを探すんじゃあない、カウンセラーを雇うんだッ!クリスチャン!!!
など、視聴しながら色々とモラハラについてや被虐待児としてのクリスチャンの幸せについて考えてしまった。
フィフティシェイズシリーズは全三部作で 第3部ではアナとクリスチャンが結婚してアナが妊娠するらしいんだけど、そんなメンタル不安定なクリスチャンと結婚して妊娠してアナが大丈夫か心配してしまう自分にお節介BBAの片鱗をみた1作だった🤗

ロア~奇妙な伝説~ さらわれる女たち

AMAZONオリジナルドラマ ロア~奇妙な伝説~ ep3 さらわれる女たち がめちゃくちゃ胸クソ悪かった件。

チェンジリングの妖精が狙った人間(おもに女や子ども)にそっくりな姿で入れ替わり、誘拐して妖精の世界に連れ去ってしまうという迷信が一部で信じられていたアイルランドにて1895年に起こった実際の事件をもとにした内容。

妻(ブリジット・クリアリー)に稼ぎがありオシャレで活動的なのを気に食わなかった夫が「自分が殺したのは妻ではなく 妻になりすました妖精だ」と尿と灰でできた民間療法のマズイ薬を親族の男連中に押さえつけさせて飲ませて苦しめたあげくに、やっぱり本物の妻ではないといって焼殺してしまう。

ブリジットの最期の台詞は

私はあなたと結婚した女よ、これからもずっと。
でも私はチェンジリングでもあなたの奴隷でもないわ。

妻が自立して楽しんでいたのを気に食わなかった夫が「本当の妻はこんなんじゃない」と妖精を苦しめるふりしてDVの果てに殺したのではないか…と含みを持たせるような救いのない終わりだった。焼き殺した妻の遺体を沼に放置して、「ほんとうの妻」が白馬に乗って戻ってくるのを待っている様子は 罪を軽くするために敢えてそう迷信を信じているふりをして演じているのか、心からそう思っているのかあいまいにしてる感じがまた後味悪い。

この感じどっかで読んだことあるなと思ったら、セーラム魔女裁判だった。

告発された者は、手足を縛られ、重い石をつけられて水の中に放り込まれる。体が水に浮けば、魔女だと証明され、別の方法で処刑される。沈めば無実だということになるが、誰でも沈むに決まっている。

  どっちにしろ殺されるやつ…告発された時点で詰んでる。

セーラム魔女裁判で実際に行われていた魔女を見分ける10の方法 : カラパイア

途中にあった、フランク・バトラーが15歳の少女アニー・オークリーに射撃で負けたけども恋に落ちて結婚して以降は助手となり彼女を“私の天使”と呼んで全国巡業しながら連れ添ったエピソードだけが救いだった。射撃名人のアニー・オークリーは19世紀初の女性スーパースターになった。一部ではフランクはアニーの才能と名声に嫉妬していたと書かれていたみたいだけど、嫉妬してたら“私の天使”なんて呼ばないだろうし アニーが亡くなったあと食事を絶って後を追うようにフランクも亡くなったらしいし本当に大事にしてたんだなぁ。

「さらわれる女たち」は全体的に暗いし胸クソ悪いし救いがないけど、個人的には色々考えさせられたので観てよかった。